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稀代の名艇VAJDAのSALTOシリーズからSALTO2が出ています。
映画だと一作目が傑作で二作目は駄作、三作目でなんとかというのがよくある話。
果たしてSALTOシリーズは。。。

静水で乗った感想はスタンのエッヂコントロールが非常に難しい。
沈めてその場でクルクル回るのが本当に難しい。
まあこれは慣れか。。
このスタンのエッヂコントロールの難しさはCopaの前のMatrixでもあったけど、流れの中でも感じる分、SALTO2の方が難しい。

ボトムにキールの様なエッヂがあるのでクリークボートの様にそのエッヂに乗ってしまうとコントロールが難しい。
特にサーフィンやホールを渡る時にSALTOと比べてソフトなタッチでなくガツンと引っかかる時がある。
フラットで何とか誤魔化せるかもしれないけど、現状のコースセットでは普通だけど、ホールで上流に傾けて合わせる技術は必須かな。
ここまではマイナスな話。
でもこれは乗り手の技術で解決するとして、ここからはこのボートの凄いところ。

問題になりがちのボトムのエッヂをしっかり使えた時の横滑りの無さ。
さらにコックピットのすぐ後ろにボリュームを足した分、同じ容量薄くしたスタンの切れからくる回転半径の小ささがアップゲートで重なると、点でターンしてる様な速いターンスピードで尚且つしっかりボートを動かせる。
そしてこのクリークボートのキールの様なエッヂのせいだと僕は思ってるんだけど、縦方向のホールや波の抜けの良さ。
その抜けの良さとエッヂを使ったグリップ走行、薄いスタンが可能にする回転半径の小ささ、いざという時は後ろに簡単に下げれるリカバリーのし易さでダウンゲートのコンビネーションはめちゃ早い。
SALTOに変えた時もダウンのコンビネーションはビックリしたけど、乗れば乗った分露呈してきたSALTOの横滑り。
横滑りか回転半径を大きくするかではなく、両方のいいとこ取りしちゃった。

強いて甲乙つけるならSALTOの方がマイルドで簡単だと思う。
スタン全体のボリュームもバランスいいし、適当に乗ってもどうにかなるし、
ホールを上流に合わせられない人には特にあのマイルドさはいいと思います。
でもコントロールは簡単ではないけど、早いのはSALTO2の方かと思います。

このSALTOシリーズ、年内には違う選手がデザインし直そうかーなんて噂もある程。
SALTOシリーズから目が離せません。

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プロフィール
HN:
金谷 徹
年齢:
37
性別:
男性
誕生日:
1986/12/25
職業:
Pro Canoe Slalom Athlete
趣味:
マンガ
自己紹介:
ちゃうねん。
カヌーやなくてカヤックやねん。
別にどっちゃでもええけど。
レジャーちゃうで。
プロやねん。
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